HACCP義務化で何をすればいいの?第1章:食品衛生“7S”『整頓』とは!?

食品衛生 食品衛生7S

整頓とは整頓とは「必要なものを、必要なときに、必要な場所からすぐ取り出せる状態にすること」です。食品工場においては、器具・資材・原材料などを所定の位置に配置し、誰が作業しても迷わずに取り扱える環境を整えることを指します。これは単なる“見た目のきれいさ”ではなく、衛生・効率・安全の三つを同時に実現するための基本です。


整頓の目的

  1. 異物混入リスクの低減
    不要なものや配置が乱れた器具は、異物や汚染源となる可能性があります。整頓によりリスクを排除します。
  2. 作業効率の向上
    物の場所が決まっていれば、探す手間がなくなり、標準作業時間を短縮できます。
  3. 衛生管理の標準化
    誰が作業しても同じ動線・同じ器具配置で作業できるため、手順のばらつきを防ぎます。
  4. 安全確保
    通路や作業台に物が散乱していないことで、転倒や器具落下の事故を防ぎます。

整頓の具体的実施例

  • 表示・ラベリング
    器具棚・冷蔵庫・保管庫にはラベルを貼り、物の置き場所を明確化する。
    (例:まな板は色別で用途を区分し、収納位置を色付きラベルで表示)
  • 区画・定位置管理
    テープや色分けで床・棚を区画し、物の“置き場所”を誰でも分かるようにする。
  • 在庫・備品の見える化
    透明容器や棚札で、残量や有効期限を一目で確認できるようにする。
  • 動線の最適化
    作業頻度の高い道具は手元近くに、使用頻度の低いものは別保管とし、作業の流れを考慮した配置にする。

HACCPにおける整頓の重要性

HACCPは「危害要因を事前に管理する仕組み」です。
整頓が徹底されていないと、

  • 不要な器具に汚れが蓄積して二次汚染を引き起こす
  • 使用期限切れの原材料が混入する
  • 適切な記録や管理が滞る

といったリスクにつながります。
つまり、整頓はHACCPの前提条件(前提プログラム)として必須であり、認証審査でも重点的にチェックされます。

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